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名刀針 コラム

vol.09 違うけど似ているもの 1

ベストスコア97 平均スコア108のボンノウ藤岡です。
 同僚たちはアオリイカが釣れないのを潮が悪いだのエギが悪いだのと言い訳をしながら瀬戸内へ日本海へと通っているようです。私はたまりにたまった夏の出来事を報告!

 毎年ならシーズンの終わりで寂しささえ感じる9/20に絶好調の和歌山県有田川に大阪の釣友の豪くんと現地待ち合わせ。19日に娘の運動会がありその疲れを残すまいと考え布団をワゴン車に積込み夕方に出発。田舎者の私には3連休最終日の渋滞など頭の片隅にもなくあえなく神戸三田付近から5度の渋滞にみまわれ撃沈!極度の眠気と戦いながら紀ノ川パーキングで休憩。そこで獲らぬ狸のなんとやら!絶好調の体調で絶好調の有田川に行けば費用÷鮎の数=380円!そうだ絶好調の体調を手に入れるためにビジネスホテルにキャッシュアウト!と「ラウンド費用÷スコアは単価が高〜いのが好き〜」なんて思いながらコンビニで弁当を買って東横in(5800円)。弁当を食べてさあ寝ようと布団に入るもなぜか寝つけず・・・・絶好調の体調=5800円!寝なければ!と思うほど寝つけずしかも必要以上に朝早く目が覚め=結局寝不足

朝5時過ぎに有田川新金谷橋に約束の時間より2時間近く早い到着。下見程度にと先にオトリを購入して橋の下の瀬肩からオトリを泳がせます。「ツゥ〜」と音が聞こえてきそうななめらかな泳ぎ、もはや秒読み状態!「今年3回目とは思えない腕!」と思ったその瞬間!ガガガ〜ン、ギュ〜ンと稲妻の様な当たり。誰や!今年の有田の鮎は小さいなんて言った奴は!と思う暇もなく竿のしなりだけでペロ〜ンヒラヒラとオートマティック引き抜き!タモに収まったのは12cmの黄色い鮎・・・今日は数で勝負やと素早く頭をきりかえオトリを変えて再び泳がせますが時間が早いこともあってポロポロと同じサイズが瀬肩で6匹/1hのペース「この時間にこれだけ掛かればマル。よしよし下の長い瀬には釣人なし」またまた必殺皮算用!「40匹はいける?」

ここで携帯が鳴り釣友の豪君が到着。瀬肩にならんで竿を出します。少し間をおいて豪君の先輩のkanさん到着!kanさんは友釣がまだ数回目とのこと。3人並んで背肩からオトリ泳がせます。そろそろ時間でしょうとばかりに瀬に突入!入掛!アレッアレレレ?「時間と場所に間違い無し」と思い込み長い時間を瀬に費やしますがゼロ???ふと気づくとすでに2人は背肩から上タンクへ移動して豪君は凄まじい入掛の真最中!そんなはずでは・・・その奥でkanさんもポロリポロリと掛けておられる様子!過去の記憶(正しいはずの記憶)からこの時間にそのトロ場で入掛のデータ無し→頭沸騰→オトリの扱い雑=脳とオトリの悪い循環のはじまりでやること全て裏目に出ます。入掛継続中確立変動モード突入中の豪君を横目に見ながら「今年の俺は去年のオレとは違うんだ〜」と心で叫びます。そう何故か108のスコアが続く煩悩ゴルファー藤岡はゴルフと友釣の脳の働きを普段から考えているのです。この状況は例えるなら「アイアンでシャンクが2回続いたときの脳!」もはやそう開き直るしかないのです。冷却タイムで早弁当。

黄金の時間に黄金の場所を引当てるのが友釣の極意!過去の記憶が浮かびます。10年前この新金谷橋上流のチャラ瀬で入掛を演じられた。脳のウォータージャケットに冷却水が回り始め入掛へのロジックを組み始めます。@とにかく元気なオトリを1匹確保2とにかく足でサラ場のチャラ瀬を探す。この2点だけを繰り返す事!1回目のオトリ確保に成功して誰もいないチャラ瀬へ行くも反応無し!2回目のオトリを瀬のチョットした変化で確保!今度は10分のウォーキングで上下にタンクを持った20mほどのチャラ瀬に到着!ここから起死回生のチップインパー!後で数えたのですが怒涛の18連チャン入掛りぃ〜っと。

入掛も終盤の頃携帯が鳴り最初の背肩付近に集合!釣果は豪君36匹強 kanさん10匹弱 私はオトリ込の28匹でした。Kanさんは「あんな浅い見える所で鮎が掛かるなんてオモシロイ」と楽しまれた様子。友釣にも最後に引数のスコアが出てきますがそれぞれのスコアの中に特別なナイスショットがあるのだと感じた和歌山遠征でした。
整いました〜・・・・か?

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